千年後も変わらない里山のある暮らし。持続可能な未来を考える

高校生聞き書き成果発表会・澁澤寿一氏講演会を開催しました

【聞き書き成果発表会・澁澤寿一氏講演会】

美濃加茂市、川辺町、白川町、東白川村では、里山の暮らしや知恵・技術を未来へ残すため、地域の人々の記憶を文字に書き起こす「聞き書き」に取り組んでいます。
令和5年度には、初めて地元及び近隣の高校生から聞き手を募集し、7名の高校生が「聞き書き」を行い、7作品が完成しました。

7月25日(木)、みのかも文化の森緑のホールにて、成果発表会を開催しました。

前半は、全国で実施している「聞き書き甲子園」実行委員長の澁澤寿一氏による講演。
高度経済成長以後の暮らしの変化の中で、「地域の中で長年暮らしてきた方の暮らしや想い、願いを聞き、それを自分の人生に重ね、伝えていくことが持続可能な社会を考えるヒントになる」とお話しいただきました。

後半は、高校生7名による発表と話し手×高校生×澁澤寿一氏によるクロストーク。
聞き書きを経験して感じたことや今後に活かしていきたいことなどを発表いただきました。

「自分も人のために何かをすることを喜びにできる人になりたい」
「挑戦することの面白さを学んだ」
「人は自然に生かされているという感覚を思い出させてくれる経験だった」
「伝統を守りながら、変化に柔軟に対応することの大切さを学んだ」
など、経験した高校生それぞれに大きな変化があったようです。

また、発表会の司会は、令和4年度に聞き書き甲子園で地域を訪れた学生3名が務めました。
3名とも県外から「ぜひ協力したい」と駆けつけてくれました。
これからも、参加した皆さんの想いや繋がりを大切に、継続していきたいと思います。

今年度の聞き書きも7名の高校生が参加を希望してくれています。
10月の研修会を経て、10月中旬~2月にかけて聞き書きを行います。
活動の様子はホームページ、Instagramで随時紹介していきます。

Posted: 2024.09.03

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