【美濃加茂市】みのかも里山レーベン
里山で見つける持続可能な生き方
『みのかも里山レーベン』は、美濃加茂市の里山地域をフィールドに、森林文化の教育・啓発を通した地域づくりを手がけている澁澤寿一先生の思想と教えを受け継ぎながら、自分自身の暮らしや生き方、持続可能な未来について考える人材育成講座です。
Lebenはドイツ語で、人生、生活、命、生き様、なりわいなどを意味します。参加者ひとり一人、これまでの生き方や価値観、人との関わり等によって、得られる学びはそれぞれ異なります。里山の暮らしから得た持続可能な生き方のヒントを自分の暮らしに取り入れる、どう生きたいのか考える、共感し合える仲間をつくるなど、自分の生き方を見つめ「なりたい自分」を描いて広げていくことが、この講座の目的です。
講座内容
自然と共生し、物をていねいに活用してきた暮らしから、大量生産・大量消費の暮らしへ。人々の価値観や暮らしは、1960年代の高度経済成長期以後、大きく変化しました。次々に便利なものが開発され、現代はほとんどのものをお金で買うことができます。「より便利に、より安く」を求め、お金を基準とした価値観が当たり前になり、自然と共にあった暮らしは、いつの間にか遠いものになってしまいました。そして今、多くの環境問題のほか、人とのつながりの希薄化、伝統文化の衰退、山間地域の過疎化など、私たちの生き方を問われる様々な問題が深刻化しています。しかし、便利な暮らしに慣れてしまった今、持続可能ではないと気づいていても「大きな問題に自分だけが変わっても少しの力にもならない」「何をすればよいか分からない」と考える方も多いのではないでしょうか。
かつて、人々は自然の循環に合わせて暮らしていました。その暮らしの中には、自分の孫子、さらに先の代まで、今ある資源や文化、知恵を繋いでいこうという思いや自然への感謝の気持ち、人と人との支え合い、お互い様の精神がありました。現代の里山地域にはその精神や知恵が残っています。昔に戻るということではありませんが、今まさに失われつつある昔の暮らしや精神を学ぶことが、これからの持続可能な社会や自分自身の生き方を考えるヒントになると考えます。そして、そのヒントを元に、ひとり一人が自然や人とのつながりを大切にし、豊かに幸せに暮らすことが、多くの問題を解決する一歩になるのではないでしょうか。この講座で、その大切な一歩を一緒に考えてみませんか。
里山についての予備知識は全く必要ありません。お気軽にご参加ください。
講師 | NPO法人共存の森ネットワーク 理事長 澁澤 寿一 ほか |
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日程 | 2023年10月14日(土)、11月11日(土)、12月2日(土)、12月23日(土)、2024年1月20日(土)10:00〜16:00 |
場所 | 伊深交流センター(美濃加茂市伊深町927-1) |
参加費 | 5,000円(5回分の昼食代・保険料) |
定員 | 12名 ※先着順 |
【カリキュラム(予定)】
10/14 (座学)里山から考える持続可能な暮らし
11/11 (座学・フィールドワーク)里山の結、祭り
◇協力・地域講師:伊深まちづくり協議会
12/2 (座学・実習)里山の食文化
◇協力・地域講師:伊深ごはん研究会、農家 酒向一旭
*郷土料理の調理実習を予定しています
12/23 (座学・実習)里山の資源活用
◇協力・地域講師:合同会社ツバキラボ 和田賢治
1/20 (座学・実習)命をいただくということ
◇協力・地域講師:いぶカフェ 店主・猟師 齊藤靖憲
*ジビエ料理の調理実習を予定しています
*都合によりカリキュラムは変更になる場合がございます。
*10/14,11/11,12/23の昼食は、
伊深ごはん研究会による季節の野菜を使った郷土料理をいただきます。
12/2、1/20の昼食は、調理実習で作った料理をいただきます。
*継続的な学びと仲間づくりのため、単発参加のお申込は承っておりません。
欠席された回については、後日資料等を共有します。
【申込】
下記の情報をメールにて送信してください。
(このページの「申し込みをする」ボタンからもお申し込みいただけます)
machi@city.minokamo.lg.jp
1)お名前、2)メールアドレス、3)電話番号、4)ご住所、5)年齢
※複数人で申込みする場合は参加者全員について1〜5が必要です。
※メールの場合は、件名を「みのかも里山レーベン参加希望」と記載してください。
【お問い合わせ先】
美濃加茂市役所まちづくり課
Mail:machi@city.minokamo.lg.jp
TEL:0574-24-0108(平日9:00~17:00)
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